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特集 痴呆の外来診療
トピックス
抗痴呆薬開発の現状
Present Status of Drug Development for Dementia
武田 雅俊
1
1大阪大学精神医学
pp.1097-1098
発行日 1995年12月15日
Published Date 1995/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901693
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コリン作動性薬剤
Alzheimer病脳では,海馬や大脳皮質に投射するアセチルコリン(Ach)系の起始核である前脳基底核の神経細胞が減少している.また,海馬や大脳皮質におけるAch合成酵素,Ach分解酵素の活性が低下している.このような背景からAch系の賦活により症状の改善が期待される.理論上は,Ach前駆体の補充,コリン再取り込みの促進,Ach分解酵素の阻害,Ach受容体刺激などが考えられる.
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