Japanese
English
特集 日常診療で迷ったら―私はこう対処する
治療
抗凝血薬・抗血小板薬を服用中の患者に外科的処置をするには
How to Operate and Manage Patients Receiving Anticoagulants or Antiplatelets
青崎 正彦
1,2
1国立横浜病院循環器科
2東京女子医科大学循環器内科
pp.419-421
発行日 1993年5月15日
Published Date 1993/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900831
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
■予定あるいは緊急手術,大あるいは小手術,血栓性合併症のリスクの高低によって対応方法は異なる.
■血栓性合併症のリスクの高い予定大手術では,術前4~5日にワーファリンを中止,ヘパリンの持続点滴静注に変更する.ヘパリンは術前4~6時間まで,開心術では2~4時間前まで続ける.術後は止血の確認時よりヘパリン持続点滴静注を再開する.経口摂取とともにワーファリンを投与する.抗血小板薬は手術の10日~2週間前に中止する.
■大出血などによる緊急手術は,ビタミンK1の静注と凝固因子濃縮製剤の輸注により行う.抗血小板薬投与例では血小板輸血を準備する.
Copyright © 1993, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.