今月の主題 血栓とその臨床
血栓の治療
抗凝血薬
権守 日出海
1
1群馬大第3内科
pp.868-869
発行日 1979年6月10日
Published Date 1979/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402215920
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抗凝血薬とは,血液凝固を阻害することを介し血栓および塞栓の成立を予防し,形成された血栓の成長を阻止するために用いられる薬剤である.ヘパリンまたはヘパノイドと経口抗凝血薬が主である.脱線維素療法に用いられるアンクロッド,デフィブラーゼなどはトロンビン様作用を持つ蛇毒で,これも抗凝血薬の一つであるが,まだ市販されていないので割愛する.
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