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特集 臨床医のコモンセンス・2―内科医に必要な他科知識
皮膚科
皮膚腫瘍
Skin Tumor
堀 真
1
Makoto Hori
1
1長崎大学皮膚科
pp.954-955
発行日 1992年11月15日
Published Date 1992/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900625
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- Abstract 文献概要
・臨床的に重要な皮膚腫瘍は,悪性黒色腫,扁平上皮癌,乳房外Paget病である.
・悪性黒色腫は不規則地図状で隆起のない墨の色をした黒色斑から腫瘤や潰瘍を形成してくる.本症を疑えば皮膚科に直ちに紹介する.
・扁平上皮癌は前癌病変が先行する.日光露出部の発生例が多い.治療は手術療法に加えて化学療法も有効.
・乳房外Paget病はアポクリン腺の多い外陰部に好発する.治療抵抗性の紅斑やびらんが長期にわたるときは組織生検が必要.
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