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特集 臨床医のコモンセンス・2―内科医に必要な他科知識
整形外科
ぎっくり腰と椎間板ヘルニア
Acute Low Back Pain and Disc Herniation
嶋 充浩
1
Mitsuhiro Shima
1
1小倉記念病院整形外科
pp.952-953
発行日 1992年11月15日
Published Date 1992/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900624
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- Abstract 文献概要
・ある動作をきっかけにした急性腰痛がぎっくり腰であり,片側の下肢症状を伴えば椎間板ヘルニアを疑う.ぎっくり腰では腰椎の運動制限,運動時痛が主な所見であり,画像診断上特徴的な異常所見はない.
・治療では安静保持とコルセットの使用を基本とし,痛みの程度により鎮痛剤などを用いる.発作の予防も大切である.
・ぎっくり腰は一般に早い経過で回復するものであり,そうでないものや下肢症状のあるものは専門医に相談する.
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