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特集 臨床医のコモンセンス・1―内科医に必要な他科知識
泌尿器科
膀胱癌
Bladder Cancer
岡田 裕作
1
Yusaku Okada
1
1滋賀医科大学泌尿器科
pp.892-893
発行日 1992年10月15日
Published Date 1992/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900607
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- Abstract 文献概要
・膀胱癌で最も頻度が高い組織型は乳頭状・多発性の移行上皮癌であり,多様性,多中心性,再発性,悪性化を特徴とする.
・無症候性肉眼的血尿で凝血塊を混じていればまず膀胱癌を疑う.腹部エコー検査を膀胱に尿が充満した状態で行うと,膀胱癌が意外によく発見される.
・表在癌は経尿道的手術,膀胱内注入療法を行うが,筋層に浸潤すると膀胱摘除を中心とした集学的治療が行われる.
・膀胱上皮内癌は他臓器とは異なる特異な臨床経過をとり,BCG注入療法が有効である.
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