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特集 臨床医のコモンセンス・1―内科医に必要な他科知識
外科
肛門出血と肛門痛
Anal Bleeding and Anal Pain
笹壁 弘嗣
1
Hiroshi Sasakabe
1
1新東京病院外科
pp.854-855
発行日 1992年10月15日
Published Date 1992/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900588
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- Abstract 文献概要
・肛門出血は,鼻出血から痔出血に至るまでさまざまの疾患を考えなければならない.
・直腸診で少量の鮮紅色の血液が見られ,内痔核がある場合も,大腸癌などの肛門以外の疾患を念頭において,病歴を聴取し,綿密に身体所見を取ることを怠ってはならない.
・肛門痛の鑑別診断は容易でなく,緊急手術を要する場合もまれでない.早めに専門医へコンサルトすべきである.
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