Japanese
English
特集 胸痛の全体像を知る
肺炎
Pneumonia
松村 理司
1
Tadashi Matsumura
1
1市立舞鶴市民病院内科
pp.686-688
発行日 1992年8月15日
Published Date 1992/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900535
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・胸膜痛を来す疾病として,胸膜炎,自然気胸,筋・骨格系胸痛,急性心外膜炎,肺梗塞と並んで肺炎も考える.
・肺炎の胸痛は胸膜痛であり,ナイフで刺されたような鋭い痛みのことが多い.
・胸痛が肺炎の初発症状のことがある.
・胸痛と肺炎の罹患部位とはほぼ一致するが,時には関連痛が季肋部,心窩部,肩甲上部に及ぶ.
・ていねいに観察すると胸水を伴っていることが多い.
・胸膜痛を来しやすい起炎菌には,肺炎球菌,溶血性連鎖球菌,嫌気性菌がある.
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