今月の主題 肺炎—市中感染と院内感染
市中肺炎へのアプローチ
市中肺炎のリスクファクター
松村 理司
1
1市立舞鶴市民病院
pp.1576-1578
発行日 2000年10月10日
Published Date 2000/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907637
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●生体には,気道感染に対する様々な防御機転があり,それが破綻して初めて肺炎が生じる.
●市中肺炎をきたす起炎微生物と各種の病態の間には,感染防御能の特定の破綻様式を介して,一定の相関がある.
●総じて肺炎球菌によることが多いが,喫煙者.慢性閉塞性肺疾患患者では,インフルエンザ桿菌やMoraxella catarrhalis,大酒家や糖尿病患者では,クレブシエラを含むグラム陰性桿菌の頻度が高くなる.
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