Japanese
English
特集 癌患者の症状を緩和する
終末期癌患者の在宅医療
Home Care of Terminal Cancer Patients
坂木 洋
1
Hiroshi Sakaki
1
1信越病院
pp.404-406
発行日 1992年5月15日
Published Date 1992/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900429
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終末期患者の在宅医療を成功させる要因は次のとおりである.
・肉体的には制限された日常生活を送るが,精神的には一人の人間として住みなれた家で家族に囲まれて社会生活ができる.
・本人が希望し,家族が同意すること.常に家族と連絡がとれ,支えるチームが作れる.
・チームの一人(とくに看護婦)が,患者,家族,チームのコーディネータの役割を果たし,本人,家族との十分な意思疎通を図る.
・必要な時には,いつでも入院できる.
・除痛を十分に行う.モルヒネ(水剤,注射)についての知識は不可欠で,投与法に習熟する.
・食欲不振,不眠,不安についても十分に配慮する.
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