特集 在宅医療を始める! 実践する! 連携する!
在宅医療のスキル
在宅医療における輸液(とくに終末期について)
長野 宏昭
1
,
本村 和久
2
Hiroaki NAGANO
1
,
Kazuhisa MOTOMURA
2
1沖縄県立中部病院呼吸器内科・地域ケア科
2沖縄県立中部病院総合診療科・地域ケア科
キーワード:
終末期
,
水分補給
,
輸液量
,
多職種連携
,
家族カンファレンス
Keyword:
終末期
,
水分補給
,
輸液量
,
多職種連携
,
家族カンファレンス
pp.955-959
発行日 2018年11月1日
Published Date 2018/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika122_955
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Summary
▪終末期であっても,食欲不振の原因を考え,介入できる治療(薬剤性など)や感染症(結核など)の可能性を考える.
▪輸液しないことで生じる利益(口腔や咽頭の分泌液減少,浮腫や腹水の減少など)を考慮に入れ,慎重に輸液の適応を考える.
▪輸液継続・中止など重要な患者・家族との話し合いは,必ず訪問看護をはじめとする多職種で行う.
▪患者・家族の不安,苦しみをできる限り表出してもらい,それを医療者や家族同士で共有する.
© Nankodo Co., Ltd., 2018