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特集 医師の考え・患者の考え―そのズレをどう埋めるか?
乳腺腫瘤
Lump in the Breast
小泉 俊三
1
Shunzou Koizumi
1
1天理よろづ相談所病院腹部一般外科
pp.200-202
発行日 1992年3月15日
Published Date 1992/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900370
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■ズレへの対策
患者は医師に"唯一の"正しい答えを求めがち.確定診断を下せない時にこそ,合理的なフォローアッププランへと導く十分な説明が必要.
・検査を勧める,勧めないの判断の各ステップで危険因子の大小や,患者の心理面に配慮した十分な説明が必要である.
・乳房温存療法の基礎となっている新しい考え方は,これからの時代の医師―患者関係を築くうえで積極的な意義がある.
・乳腺腫瘤の所見がはっきりしないときには一定の期間をおいての再受診を必ず勧める.
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