特集 Dos & Don'ts外来の小外科
Ⅲ.胸部
7.乳腺腫瘤,胸壁腫瘤
冨永 健
1
,
稲田 一雄
1
1都立駒込病院外科
pp.118-120
発行日 1993年10月30日
Published Date 1993/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901326
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乳腺および胸壁の腫瘤に遭遇した場合は,まず十分に理学的所見を観察し,マンモグラフィー,エコー,CTスキャンなどの補助診断を用いて悪性腫瘍との鑑別を行う.その上で悪性が否定できないときは,迷わず細胞診や生検(針生検,腫瘤摘出術)を行い質的診断を進めるべきである.また,まれではあるが転移性腫瘍の可能性もあることを念頭におき,局所に限らずつねに全身に注意を配ることが大切である.
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