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特集 医師の考え・患者の考え―そのズレをどう埋めるか?
患者の理解,考え,受療行動が大きく影響する疾病,症状
Diseases and Symptoms Affected by Patient's Belief
小林 祥泰
1
Shotai Kobayashi
1
1島根医科大学第三内科
pp.190-193
発行日 1992年3月15日
Published Date 1992/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900366
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■ズレへの対策
・患者の訴えをよく聞く
・患者によく説明する
・医師として大事なことは,感情にとらわれず治療し得る疾病,あるいは予防し得る疾患を見逃さないことであるが,患者も医師も人間であり感情に左右されながら信頼関係を深めていく.
・臨床の場では患者の心理を分析するとともに,医師も自分の心理を客観的に分析し,隠された事実を見逃さないように心掛けることが大切である.
・検査結果だけにとらわれて背景にある心の病を見逃さないようにする必要がある.
・疾病を診るだけでなく人間を診ていることを忘れてはいけない.
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