Japanese
English
特集 外来で見逃されやすい疾患I―症状からのアプローチ
過敏性腸症候群
Irritable Bowel Syndrome
上野 文昭
1
Fumiaki Ueno
1
1東海大学大磯病院内科
pp.30-31
発行日 1992年1月15日
Published Date 1992/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900309
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- Abstract 文献概要
■要注意の症状!
腹痛
便通異常
腹部不定愁訴
・過敏性腸症候群は,腹痛や便通異常などを主徴とし,消化器診療で最もよくみられる疾患である.
・多くの場合,病歴と最小限の検査のみで鑑別診断可能である.
・病歴では確定診断はできないが,徹底的に検査を行ってもやはり同様に確定診断には至らない.
・検査は他疾患を除外する目的で行う.
・腹痛,便通異常を来す疾患として大腸癌との鑑別が重要である.
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