ミニテクニック
留置針
赤塚 祝子
1
Noriko Akatsuka
1
1横浜市立市民病院内科
pp.460
発行日 1991年8月15日
Published Date 1991/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900140
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24時間以上の持続点滴用や,抗癌剤投与時の確実な血管確保のために(保険適用になっていないが),静脈留置針が使われている.現在10種類以上の針が市販されており,主なものとして,サーフロー(テルモ),アンジオカット・インサイト(ベクトンディッキンソン),ジェルコ(クリティコン),ベニューラS(トップ),ニプロサーフレットキャス(ニプロ医工),メディカット(日本シャーウッド)などがある.臨床医にとっては,穿刺しやすく,発赤や血栓性静脈炎ができにくい針が望まれるが,100%満足できるものはまだ開発段階のようである.
このテーマをいただいてから,約30人の患者さん1)に,22Gの留置針4種類を実際に使用してみた(表1).短期間,小人数の試みのため,私見が強いのをお許しいただきたい.
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