Japanese
English
特集 ライフスタイルと健康―習慣病への対策
若年者の食生活の動向
Pediatric aspects of dietary lifestyle
玉那覇 康一郎
1
Koichiro Tamanaha
1
1ハートライフ病院小児科
pp.282-283
発行日 1991年6月15日
Published Date 1991/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900086
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ポイント
・激しい受験戦争のため塾通いをする児童が増え,そのうえ母親の就業も増えてきた.現代のように核家族化が進んでいる家庭においては,ますます子供と両親との生活時間のずれが大きくなり,したがって,食生活においても異変が起きている.
・食品工業の発達による加工食品の普及や外食産業の発達のため,家庭において新鮮な食品を,手作り料理で食べる習慣がすたれてきた.
・乳製品,肉類,油脂類の西洋型食品の摂取が増加傾向にあり,また主としてスナック菓子,清涼飲料水の間食が容易になってきている.
・以上の結果,成人病予備軍としての小児や食物に関わるアレルギー疾患児が急増し,小児期からの成人病予防および食物アレルギー対策が強く望まれる.
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