みるトレ
Case 51
笠原 敬
1
1奈良県立医科大学感染症センター
pp.179-180
発行日 2014年2月15日
Published Date 2014/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414103125
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Case 51
患者:36歳,男性.
主訴:発熱,頭痛,嘔吐.
既往歴:特記事項なし.
現病歴:5月20日から38℃台の発熱が出現し,近医を受診した.レボフロキサシンを処方されたが,解熱せず,さらに頭痛・嘔吐が出現したため,5月22日に同院を再受診した.血液検査で肝機能異常を認め,当院へ救急搬送となった.
身体所見:意識GCS E4, V4, M4,血圧88/50mmHg,脈拍120回/分・整,呼吸数24回/分,体温41.3℃.項部硬直あり.心窩部から右季肋部にかけて圧痛あり.
検査所見:WBC 6,400/μl(Stab 17%,Seg 78%,Lym 5%),Hb 12.9g/dl,Plt 8.4×104/μl,CRP 13.9mg/dl,AST 72IU/l,ALT 86IU/l,γ-GTP 149IU/l,ALP 374IU/l,BUN 14mg/dl,Cre 1.05mg/dl.
腹部造影CT(図1)および血液培養のグラム染色(図2)を示す.
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