みるトレ
Case 50
佐田 竜一
1
1亀田総合病院腫瘍内科・内科
pp.73-74
発行日 2014年1月15日
Published Date 2014/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414103097
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Case 50
症例:60代,男性.主訴:全身の発赤,頸部の水疱.
既往歴:関節リウマチ,陳旧性心筋梗塞,左肘関節人工置換術後,肺気腫.
内服歴:リウマトレックスⓇ6mg/日,プレドニゾロンⓇ10mg/日,アザルフィジンⓇ,バイアスピリンⓇ,プラビックスⓇ,リバロⓇ,エリスロシンⓇ,スピリーバⓇ.
生活歴:妻と2人暮らし,屋内移動に介助が必要だが食事は自力摂取.Ex. smoker/Ex. drinker.
現病歴:Methicillin-sensitive coagulase-negative Staphylococcus(MSCNS)による化膿性脊椎炎に対してアンピシリン(ABPC)8g/日の点滴を開始して約3週間経過した.病状は改善傾向だったが,第21病日から体幹に数mm~1cm大の発赤が散在(図1)し,頸部に一部水疱(図2)を形成するようになった.発赤部位には隆起を伴わず瘙痒や疼痛・熱感はない.
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