総合外来
変形性指関節症としてフォローアップされていた先端巨大症の1例
生方 英一
1
1生方内科クリニック
pp.756-757
発行日 2011年9月15日
Published Date 2011/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414102294
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◆先端巨大症は,GH(成長ホルモン,J1)の分泌が過剰となり,骨・軟部組織,臓器の異常な発育と代謝異常をきたす疾患である.主症候は,先端巨大症様顔貌,手足の容積の増大,巨大舌である1).しかしながら,本症の発症は自覚されないことが多く,典型的な症状から診断が確定されるまでに,数年を経過している場合が多い2).長年にわたり変形性指関節症として,フォローアップされていた先端巨大症を経験したので報告する.
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