特集 内分泌疾患を診きわめる
下垂体疾患
ホルモン過剰症
【下垂体前葉機能亢進症】
先端巨大症
髙橋 裕
1
1神戸大学大学院医学研究科糖尿病内分泌内科学
pp.2091-2094
発行日 2016年12月10日
Published Date 2016/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402224492
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ポイント
●先端巨大症は,GH産生下垂体腺腫によって引き起こされるGHとIGF-Ⅰの過剰により,特徴的な顔貌や身体所見および合併症,予後の悪化をきたす疾患である.
●特徴的な顔貌を見逃さず疑えば,診断は比較的容易である.
●高血圧,糖尿病,発汗過多,月経異常,睡眠時無呼吸症候群,咬合不全などの複数の症状があるときには積極的に疑う.
●治療には,経蝶形骨洞的下垂体腫瘍摘出術,薬物療法,放射線療法がある.
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