特集 家庭医のための循環器診療レベルアップ
One more JIM
pp.304-305
発行日 2011年4月15日
Published Date 2011/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414102153
- 有料閲覧
- 文献概要
Q1 心房細動でも冠動脈CTは撮れますか?
A1 CT装置により,撮影可能な心拍数が異なってくるため,不整脈への対応は異なる.ほとんどの機種では,不整脈に対応するためオーバーラップの多い撮影が行われるため,被曝が増える.また,脈の速さや不整の程度によっては,モーションアーチファクト(motion artifact)が大きく,診断できない画像になる.従って,各施設の使用装置を確認するとともに,カテーテルの侵襲度,CTの被曝と診断能を十分検討したうえでの撮影が望まれる.MRIにおいても,検査時間の延長や画質の低下が起こる.
(東将浩・他→p274)
Copyright © 2011, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.