What's your diagnosis?[99]
降参を取り下げる時
山田 豊
1
,
鶴岡 歩
2
,
井上 賀元
2
,
高木 幸夫
2
1上京病院内科
2京都民医連中央病院内科
pp.169-170
発行日 2011年3月15日
Published Date 2011/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414102117
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病歴
患者:77歳,男性.主訴:全身倦怠感.現病歴:ADL自立していたが,X-35日に37℃の発熱と全身倦怠感があり当院外来を受診.肺炎の診断でレボフロキサシン内服.解熱したが全身倦怠感は改善せず,Cre 1.8mg/dl→2.9mg/dlと上昇.倦怠感と腎不全の精査目的でX-25日入院.血液検査と腹部画像上は原因不明の腎不全.X-13日退院.倦怠感が改善せず2,3日毎に外来受診され点滴など受けるが改善なし.再精査目的でX日再入院.既往歴:慢性腎臓病,虚血性心疾患,気管支喘息,脳梗塞(左後頭葉),緑内障,前立腺肥大,腹部大動脈瘤(径4cm).内服薬:アスピリン81mg,ニザチジン150mg,テオフィリン300mg,モンテルカスト10mg,ピロカルピン点眼,サルメテロール吸入,フルチカゾン吸入.生活歴:アルコールなし,タバコ20本/日×50年のex-smoker,渡航歴なし,ペットなし.Review of system:(+)労作時呼吸困難.(-)咳,痰,鼻汁,鼻閉,手足のしびれ,血尿.
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