What's your diagnosis?[52]
あつ(厚)!
井上 賀元
1
,
玉木 千里
2
,
高木 幸夫
1
1京都民医連中央病院内科
2京都協立病院内科
pp.275-278
発行日 2007年4月15日
Published Date 2007/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414100865
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
症例
患者:75歳,男性.
主訴:嚥下障害,頭痛.
病歴:2000年から糖尿病(食事療法のみでHbA1c 5.8~6.5%のコントロール)にて当院に外来通院中.2001年5月から嗄声,同年8月から右耳閉塞感(耳鼻科では感音性難聴といわれる)が出現したが,原因不明として経過観察されていた.2002年2月には右顔面神経麻痺が出現,1カ月で軽快した.同年4月から嚥下困難が出現.胃透視,上部消化管内視鏡検査,喉頭ファイバー検査などで異常を認めないものの,嚥下障害は持続し,頭痛・味覚障害を伴うようになってきたため精査目的にて当院に入院となった.なお,ここ3カ月で約7kgの体重減少があった.
既往歴:左変形性膝関節症.
薬剤:フルボキサミン(SSRI),スルピリド,ビタミンB12製剤.
嗜好:喫煙;30本/日×60年間.飲酒;なし.
職業:下水道工事関係(72歳まで勤務).
Copyright © 2007, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.