IDATEN感染症セミナー 病院内/免疫不全関連感染症の考え方と進め方・4
外科術後の発熱へのアプローチ
大野 博司
1,2,3,4
1洛和会音羽病院ICU/CCU
2洛和会音羽病院 総合診療科
3洛和会音羽病院 腎臓内科
4洛和会音羽病院 感染症科
pp.148-152
発行日 2011年2月15日
Published Date 2011/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414102111
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ケース1
胆石の既往のある70歳男性.ADLは自立していた.右大腿骨頸部骨折で入院.入院5日目に右観血的骨接合術施行.術後経過良好であったが,入院8日目に発熱38.2℃.抗菌薬は周術期にセファゾリン1g×2が入院5~7日目まで使用されていた.発熱時のバイタルサイン:血圧140/70mmHg,心拍数90回/分,呼吸数20回/分,酸素飽和度SpO2 98%(室内気).診察上は特に胸部・腹部・四肢問題なし.創部も縫合不全なし.現在のルートは末梢1本と尿カテーテル.
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