IDATEN感染症セミナー 病院内/免疫不全関連感染症の考え方と進め方・2
ICUでの発熱へのアプローチ
大野 博司
1
1洛和会音羽病院ICU/CCU・総合診療科・腎臓内科・感染症科
pp.976-982
発行日 2010年12月15日
Published Date 2010/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414102062
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ケース
【現病歴と入院後経過】
ADL自立した20歳男性.とくに既往なし.入院当日転落事故にて多発外傷で搬送.外傷性くも膜下出血,脳挫傷,多発肋骨骨折,肺挫傷,血胸,肝損傷・脾破裂,腎破裂,腸腰筋挫滅,骨盤骨折,右上腕骨折からの出血性ショックの全身管理目的でICU入室.
入院初日に動脈ライン,尿カテーテル挿入,右内頸静脈から中心静脈ライン確保され,IVR(interventional radiology)にて左腎動脈,脾動脈,内腸骨動脈に塞栓術施行.呼吸状態不安定なため気管内挿管,人工呼吸器管理された.
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