IDATEN感染症セミナー 病院内/免疫不全関連感染症の考え方と進め方・3
免疫不全状態の発熱へのアプローチ
齋藤 昭彦
1
1国立成育医療センター 内科系専門診療部感染症科
pp.58-62
発行日 2011年1月15日
Published Date 2011/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414102081
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免疫不全の患者の発熱へのアプローチは,非常に挑戦的な領域である.なぜなら,ヒトが生来もっている免疫能が低下,消失し,さまざまな病原体に感染を起こす可能性があり,しかも,それらの感染症は重症化する可能性があるからである.重要なのは,免疫不全といってもその障害された免疫能の種類と程度によって,原因微生物は大きく異なることである.一方で,小児においては,その年齢が免疫機能を決定する重要な因子である.
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