構造と診断 ゼロからの診断学・2
診断と自我
岩田 健太郎
1
1神戸大学医学部感染症内科
pp.372-377
発行日 2010年5月15日
Published Date 2010/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414101918
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そもそも医学に何を希望できるか,ぼくはあまり知らない.医学に対して警戒すべき点はたくさん知っているけれど.
アラン「幸福論」
自分の有り様に自覚的になる
■前回に引き続き,診断の障害となる諸条件を検討していきたい.そして,それに対する(絶対的ではないが)「さしあたっての」対応策も検証してみたい.
■診断のあり方を形づくるのは,患者や医療環境だけではない.自分自身のあり方がとても強く影響している.
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