JIMで語ろう
連続対談❸病気という現象と感知する力
内田 樹
1
,
岩田 健太郎
2
1神戸女学院大学文学部総合文化学科
2神戸大学医学部感染症内科
pp.202-209
発行日 2010年3月15日
Published Date 2010/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414101877
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迅速診断法とタミフルの登場が,「インフルエンザ」という病気を根本から変えた.医師は患者のもつ「病気」という現象をみることを忘れ,検査結果と治療薬の処方に振り回されている.いつのまにか,私たちの医療は変な方向に向かっているのではないか? 岩田健太郎氏の根源的な疑問を,非医療者の立場から内田樹氏がさらに掘り下げる.病気とは何か? 医師が具有すべき能力とは何か? プライマリ・ケア医必読の連続対談最終回.
(本対談は1月号「学ぶ力と癒す力」,2月号「政治,メディアと専門科学の危機」に続く,全3回の最終回です.収録:2009年8月10日)
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