特集 ジェネラリストのためのがん診療エッセンス
One more JIM
pp.904-907
発行日 2009年12月15日
Published Date 2009/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414101817
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
Q1 CT,MRIの撮像法,再構成画像にはどのようなものがありますか?
A1 multi-detector CTやMRIの高速化によりきわめて鮮明で画期的な画像が多数実現した.
以下に主なものをあげ簡単に解説する.
・MPR(multiplanar reconstruction)多断面断層像:3次元の等方性ボクセルデータにより対象物の任意の方向の断面を再構成して表示する方法.細かい血管の走行や腫瘍の進展などについては一断面のみからでは把握しづらいため,MPRは診断に大きく寄与する.CPR(curved- planar reformation)は円柱面やベジェ曲面上にボクセルデータを投影する変法で,たとえば膵管にそった膵の断面像などが利用されている.
Copyright © 2009, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.