特集 この組み合わせに注意!日常診療で陥りやすいpitfall
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pp.414
発行日 2013年5月15日
Published Date 2013/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414102851
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Q1:どのようなときに薬剤性有害事象を考えたらよいですか?
A1:入院患者においては,入院後に発症した下痢,肝機能障害,電解質や血糖などの代謝異常が重要です.ふらつきについては,臥床生活によるdeconditioningの影響もありますが,入院後に新規に鎮静・安定薬や降圧薬を投与されている場合,薬剤性有害事象も考慮して下さい.薬剤性有害事象の可能性のある場合は,投与薬剤は必要最小限のもの以外は一旦中断することを考えて下さい.中断できない場合は,他の系統の薬剤への切り替えも選択肢ですが,切り替えることの効果は限定的です.
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