特集 ジェネラリストのためのがん診療エッセンス
【総論】
担がん患者の外来・在宅での診かた
中野 絵里子
1
1聖路加国際病院 乳腺外科
キーワード:
発熱性好中球減少症
,
Oncologic Emergency
,
経過観察中の抗がん剤治療患者
,
終末期
Keyword:
発熱性好中球減少症
,
Oncologic Emergency
,
経過観察中の抗がん剤治療患者
,
終末期
pp.864-867
発行日 2009年12月15日
Published Date 2009/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414101809
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今日,がん専門機関では抗がん剤治療が必要ながん患者の約6割が外来で安全に化学療法を受けている1).全国的にもがん治療における外来化学療法の需要は今後さらに高まっていくと予想される.抗がん剤治療は特殊な場合を除きPS(performance status)が良好であることが適応の必須条件であるため,プライマリ・ケア医を患者が訪れた時に患者本人からの申し出がなければ担がん患者と気づかない場合もあり得る.既往歴の十分な聴取と,患者の訴えに対しがんに伴う症状を疑う姿勢が重要である.
担がん患者がさまざまな症状を訴えてプライマリ・ケア医を訪れた際の注意点を述べる.
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