特集 血液疾患をプライマリ・ケアではどこまで診て,どのように専門医と連携をとるべきか?
専門医の診断・治療後に一般内科医,プライマリ・ケア医との連携を行う場合
血液疾患患者の感染性合併症
木村 俊一
1
1自治医科大学附属さいたま医療センター血液科
キーワード:
好中球減少
,
細胞性免疫不全
,
液性免疫不全
,
発熱性好中球減少症
,
overwhelming postsplenectomy infection
,
OPSI
Keyword:
好中球減少
,
細胞性免疫不全
,
液性免疫不全
,
発熱性好中球減少症
,
overwhelming postsplenectomy infection
,
OPSI
pp.2203-2207
発行日 2021年12月10日
Published Date 2021/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402227960
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Point
◎免疫不全の種類(好中球減少,細胞性免疫不全,液性免疫不全)とその程度を把握することが重要である.
◎発熱性好中球減少症(FN)はオンコロジーエマージェンシーの1つであり,緑膿菌をカバーした広域抗菌薬を速やかに開始することが必要である.
◎overwhelming postsplenectomy infection(OPSI)などFN以外にも緊急性の高い病態を把握しておくことが重要である.
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