特集 マイナー・エマージェンシー 診療所外来の救急疾患
【胸部】①胸を打撲した,②喘息が悪くなった,③しゃっくりが止まらない
櫛笥 永晴
1
,
田所 浩
1
,
森 洋平
1
,
亀谷 学
1
1川崎市立多摩病院総合診療科
キーワード:
胸部打撲(重症例)
,
肋骨骨折
,
喘息発作/合併症
,
しゃっくり(横隔神経痙攣)
,
頭頸部腫瘤
Keyword:
胸部打撲(重症例)
,
肋骨骨折
,
喘息発作/合併症
,
しゃっくり(横隔神経痙攣)
,
頭頸部腫瘤
pp.600-604
発行日 2009年8月15日
Published Date 2009/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414101745
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①胸を打撲した 肋骨骨折
Case
患者:70歳,男性.既往はとくになし.3日前,自宅内で段差につまずき転倒.転倒時,椅子に前胸部をぶつけた.痛みがなかなか引かないと診療所に来院.呼吸苦の訴えなし.
診察上は,バイタルサインに異常は認めず,胸部の聴診では呼吸音正常.右肋骨の1カ所に強い圧痛部位を認めた.
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