Japanese
English
症例報告
後頭部の巨大な髄膜瘤を合併したRecklinghausen病の1例
A case of Recklinghausen's disease with occipital giant meningocele
奥野 公成
1
,
國井 隆英
1
,
田上 八朗
1
Kosei OKUNO
1
,
Takahide KUNII
1
,
Hatiro TAGAMI
1
1東北大学大学院医学系研究科内科病態学皮膚科学分野
1Division of Dermatology,Department of Internal Medicine,Tohoku University Graduate School of Medicine
キーワード:
Recklinghausen病
,
神経線維腫症(NF)
,
髄膜瘤
,
頭頸部腫瘤
Keyword:
Recklinghausen病
,
神経線維腫症(NF)
,
髄膜瘤
,
頭頸部腫瘤
pp.802-804
発行日 2006年8月1日
Published Date 2006/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100997
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56歳,男性.幼少時より全身に褐色斑があり,その褐色斑が徐々に隆起してきたため20代で当科を初診し,皮膚生検施行のうえ,Recklinghausen病と診断された.49歳頃より徐々に増大してきた後頭部右側の腫瘤の手術治療を希望して来院したが,CT・MRIの撮影により神経線維腫ではなく髄膜瘤であることが確認されたため,手術は行わず,外来にて経過観察中である.一見,巨大な神経線維腫病変を思わせる腫瘤であったが,侵襲的な生検・治療を行う前に行った画像検査がその後の方針を決めるうえで重要であった.
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