What's your diagnosis?[64]
海面上のイッスイ
伊藤 裕司
1
,
小田切 拓也
1
,
脇坂 達郎
1
,
三島 信彦
1
1愛知厚生連海南病院総合内科
pp.283-285
発行日 2008年4月15日
Published Date 2008/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414101386
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病歴
患者:56歳,男性.
主訴:目が腫れた,発熱,傾眠.
現病歴(妻より聴取):5年前より糖尿病・高血圧症で近医に通院中.入院15日前より37℃台の微熱・頭痛あり.その他の症状なし.入院4日前より39℃の発熱あり.頭痛に加えてやや傾眠傾向となった.入院3日前より両眼瞼に発赤・腫脹・圧痛が出現.外傷など明らかな誘因なし.入院2日前から「物がぼやける.視野が狭くて見えにくい」と繰り返した.発熱・頭痛・傾眠が持続していたため近医を受診.セフトリアキソン(CTRX)1gの点滴を受けセフカペンピボキシル(CFPN-PI)を処方されたが,症状は改善せず当科に紹介入院となった.
生活歴:喫煙;30本/日×40年,アルコール;ビール大瓶2本/日.
既往歴:虫垂炎,十二指腸潰瘍.
家族歴:父;胃癌,母;結核.
内服薬:エナラプリル,オルメサルタン,ロキソプロフェン,セフカペンピボキシル(フロモックス®).
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