特別記事
腫瘍熱? 感染熱? どうする?—終末期のがん患者に寄り添う緩和ケア的「発熱の見かた」
小田切 拓也
1
1小牧市民病院緩和ケア科
pp.924-929
発行日 2019年12月15日
Published Date 2019/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201334
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病棟緩和ケアと訪問診療の類似点——“多職種で”“患者・家族ファースト”文化
筆者は、総合病院の緩和ケア部門(とくに緩和ケア病棟)で、終末期のがん患者さんを中心に診ている医師です。緩和ケア病棟と訪問診療は、共通している部分が多いのではないか、と考えています。
1つは、多職種で看る文化です。病院では医師がリーダーになることが多いですが、緩和ケアでは看護師がリーダーになることもあり、職種間は水平関係です。専門性とともに、患者さん・ご家族へのスタッフ個々の想いがケアに生かされることも大切にしています。
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