臨床研究
新しい小児患者評価法(PAC)の開発―小児患者のための簡易重症度評価スケール
磯部 賢諭
1
1厚生連 上越総合病院 小児科
pp.518-522
発行日 2007年6月15日
Published Date 2007/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414101149
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◆保護者,もしくはトレーニングを受けていない医療従事者にも,簡単に小児患者を評価できるスケール(PAC : Pediatric Assessment Circle)を開発したので報告する.夜間受診の児の主訴をピックアップして,その項目をチェックすると同時に,ある程度重症度が推測できるようにアドレス(カラー)として配置した.
PACを作成したあと,2004年度の救急外来受診者を後方視的に検討した.また,救急外来看護師にアンケートをとることにより,有用かどうか,利点・欠点を検討した.結果,77%の看護師がPACは参考になったと考えた.また,65%の看護師がPACは電話相談に有効と考えた.
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