EBM時代の生薬・方剤の使い方 [第9回・生薬編]
麻黄と発熱
袁 丹
1
,
鹿野 美弘
2
YUAN DAN
1
,
Yoshihiro Kano
2
1瀋陽薬科大学中葯研究院
2北海道薬科大学大学院薬学研究科
pp.797-799
発行日 2004年9月1日
Published Date 2004/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414101026
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漢方薬物のなかでその作用や主有効成分が明確な生薬として,麻黄,甘草,黄連などがあげられる.しかし,麻黄ほど現代医薬学的認識と漢方薬物的意味が混乱している生薬はないといえる.
本稿では,筆者らがラットおよびヒトで検討した麻黄剤の作用特性から麻黄の漢方薬物学的作用について説明する(個々の論文については文献を参照されたい).
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