What's your diagnosis?[50]
僕だけじゃ,十分じゃなかったのね…!?
増田 浩三
1
,
谷澤 朋美
1
,
加藤 誓子
1
,
松本 拓也
1
,
高橋 春光
1
,
田村 京子
1
,
鈴木 富雄
1
,
伴 信太郎
1
1名古屋大学医学部附属病院総合診療部
pp.97-100
発行日 2007年2月15日
Published Date 2007/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414100810
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症例
患者:65歳,男性.主訴:嘔吐.
現病歴:6月に体重減少,両側胸水のため呼吸器内科へ入院し精査されるも感染や腫瘍の存在は証明されず,自己免疫性の胸膜炎との診断でプレドニゾロン30mgの内服を開始,症状は改善し15mgまで減量して外来フォローとなっていた.11月18日に突然の悪心・嘔吐が出現し,その後も持続したため,11月22日に当院を受診し総合診療部へ入院した.
既往歴:虫垂炎,外傷性右眼球損傷,ぶどう膜炎,自己免疫性膵炎.
システム・レビュー:体重変化なし,咳嗽なし,胸部痛なし,息切れなし,腹痛なし,下痢・便秘なし,夜間頻尿あり.頭痛は呼吸器内科入院中より持続しており,ロキソプロフェンをほぼ毎日内服.めまいなし,しびれ・脱力なし,抑うつなし.
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