病院めぐり
大阪労災病院泌尿器科
三好 進
pp.922
発行日 1999年10月20日
Published Date 1999/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413902779
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当院は,堺臨海工業地帯を背景に,業務災害や通勤災害による被災労働者に迅速,適切な診療を行うほか,広く勤労者医療としてのインダストリアルホスピタルを目指す一方,地域の先進医療中核病院として地域住民の医療をも担う目的で,大阪府,大阪市および堺市の出資を得て,労働福祉事業団が本院建設用地を譲り受け,1962年4月,診療科10科,病床数512床で開院した。ちなみに,本病院の建築は,1961年度建設省営繕工事設計コンクールにおいて建設大臣賞を受けた記録があり,さらに公的病院としては全国で初めて全館完全空調が設備され,当時としては全国でも有数の病院建築であった。
その後,地域の発展とともに本院も順次病院施設,診療体制の拡充を行い,現在では病床数762床(ICU6床,CCU6床を含む),18診療科を擁する高い医療水準を誇る地域の中核病院として活動している。
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