病院めぐり
中国労災病院泌尿器科
桝 知果夫
pp.1247
発行日 2001年12月20日
Published Date 2001/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413904565
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呉市は,広島県の西南部,瀬戸内海に面した温暖な気候と自然環境に恵まれた都市です。歴史的には,海軍の基地,軍港として栄えた街でしたが,戦後,平和産業港湾都市へのイメージ刷新を目指し,造船,パルプ産業などの企業が進出し,新たな臨海工業都市に変貌を遂げました。
そこで,これらの事業所における労働災害医療の万全を期すために,広島県および呉市が中心となって,厚生労働省(旧労働省)に対して中国地方における労災医療基幹病院の設置を強力に要請し,昭和30年3月,現在地の呉市広多賀谷に,中国地方における労災医療基幹病院として,内科・外科・整形外科の3診療科,病床50床をもって中国労災病院が開院しました。その後,医療の高度化と多様化に対応して,逐次診療科の増設と増床を重ね,現在では20診療科,病床数410床を擁する総合病院に発展し,勤労者や住民のための地域の中核病院としての役割を担っております。
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