病院めぐり
岡山労災病院泌尿器科
小澤 秀夫
pp.831
発行日 1999年9月20日
Published Date 1999/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413902758
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岡山労災病院は岡山市の南,JR岡山駅より約10kmのところに位置しています。この地域は昭和の初期までは海であり,児島湾干拓事業によってできた土地です。病院の本館屋上から岡山市の南部を展望すると,眼下には閑静な住宅街がパノラマのように展開し,東部には児島湾大橋と臨海工業地帯が,東南部には金甲山を背景に児島湖(昔は児島湾の一部であったが,現在は淡水湖となっている)が遥かに見渡せます。また,岡山県は天気のよい日が多く,日本で一番日照時間が長い温暖な気候と,瀬戸内海の海の幸,桃,マスカットなどの産物に恵まれています。
さて,当院は経済発展に伴う労働災害の増加に対処するため,昭和30年3月に設立されました。診療開始当初は,内科,外科,整形外科の3診療科,30床という規模でしたが,昭和32年4月には250床となり,昭和46年には11診療科,401床の総合病院となりました。さらに,昭和57年度から5ヶ年計画をもって建物の増改築を進めるとともに,50床の増床を行い,現行の17診療科,451床になり,岡山市内でも有数の高度医療,高次機能病院として発展を遂げてきました。
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