増刊号特集 泌尿器科画像診断
Ⅰ.画像診断の基礎知識
検査法別にみた適応と禁忌
那須 保友
1
,
公文 裕巳
1
Yasutomo Nasu
1
1岡山大学医学部泌尿器科
pp.43-47
発行日 1999年3月30日
Published Date 1999/3/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413902552
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1 はじめに
医用工学の進歩により種々の診断機器が開発,導入され,泌尿器科画像診断の精度は目覚ましく向上した。
各検査法の適応を考慮して合理的に検査を進めるためには,まずそれぞれの画像診断法の基本的な原理ならびに特徴をよく理解しておく必要がある(表1)。また個々の症例において画像検査を計画する場合,症状や一般検査の所見に基づいて最も疑わしい病変を想定し,その存在診断,拡がりの診断,正常の診断に合わせて,適切な画像診断の組み合わせを考えなくてはならない。以下に,各検査法の一般的な適応とその禁忌を概説する。
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