今月の主題 膠原病—活動性の評価と治療の選択
診療上の特別な問題
慢性関節リウマチの物理療法の適応と禁忌
荻田 忠厚
1
,
冨山 哲
1
,
岡崎 健
1
1七沢リハビリテーション病院・内科
pp.2272-2273
発行日 1990年11月10日
Published Date 1990/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900593
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慢性関節リウマチ(RAと略)は慢性かつ進行性の疾患であり,その治療目的は炎症を抑え,痙痛を取り除き,関節・筋肉の機能を保持しながら変形を予防,あるいは最小限にすることである.基本的には薬物療法によるが,寛解,増悪を繰り返し,経過とともに四肢の変形が進行し,日常生活動作(ADL)にも支障をきたす症例がきわめて多い.したがって,四肢変形の防止,ADLの維持・向上を目的とするリハビリテーション療法を積極的に取り入れ,患者の生活の質(QOL)の向上を図ることも重要である.
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