画像診断
術前診断に三次元CTが有効であった後腹膜リンパ節転移の2例
岡崎 浩
1
,
川島 清隆
1
,
高橋 溥朋
1
1足利赤十字病院泌尿器科
キーワード:
後腹膜
,
コンピュータ断層撮影
Keyword:
後腹膜
,
コンピュータ断層撮影
pp.341-343
発行日 1996年4月20日
Published Date 1996/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413901804
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[症例1]
患者36歳,男性。
現病歴 1993年11月頃より右陰嚢内が腫脹してきたため1994年1月16当科受診となる。
治療経過 1994年2月1日右高位精巣摘除術を施行した。Immature and mature ter-atoma, stage ⅡA診断により,術後PEB療法変法(CBDCA 80mg/m2,etoposide l00mg/m2,bleomycin 30mg)3コース施行した。化学療法後,傍大動脈リンパ節転移巣に対し後腹膜リンパ節郭清術を施行した。
[症例2]
患者 29歳,男性。
現病歴 1995年5月,右陰嚢内腫脹により当科受診となる。
経過治療 1995年6月13日左高位精巣摘除術施行した。Embryonal carcinoma, stage Ⅲの診断により術後PEB療法(CDDP 20 mg/m2,etoposide 100 mg/m2,bleomycin 30 mg)3コース施行した。傍大動脈転移巣の縮小が認められ,10月19日後腹膜リンパ節郭清術施行した。
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