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特集 ロボット時代の泌尿器科手術②—新たな術式への挑戦
Ⅰ.腎癌に対するロボット支援腎部分切除術
後腹膜到達法
Retroperitoneal robot-assisted partial nephrectomy
海法 康裕
1
,
三塚 浩二
1
,
齋藤 英郎
1
,
中川 晴夫
1
,
伊藤 明宏
1
,
荒井 陽一
1
Yasuhiro Kaiho
1
,
Koji Mitsuzuka
1
,
Hideo Saito
1
,
Haruo Nakagawa
1
,
Akihiro Ito
1
,
Yoichi Arai
1
1東北大学大学院医学系研究科泌尿器科学分野
キーワード:
腎部分切除
,
ロボット支援手術
,
後腹膜
Keyword:
腎部分切除
,
ロボット支援手術
,
後腹膜
pp.900-904
発行日 2015年10月20日
Published Date 2015/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205467
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要旨 小径腎癌へのロボット支援腎部分切除術のアプローチには,経腹膜到達法と後腹膜到達法がある。後腹膜到達法は経腹膜到達法に比べて操作範囲が狭く,ランドマークになる構造物が少ないためオリエンテーションやスケールを把握しにくいといった欠点があるが,腎背側の腫瘍を視野の正面にとらえたストレスのない手術ができる利点がある。本邦においてはまだ保険適用になっていないため,限られた症例経験からではあるが,本稿では現時点で筆者らが感じているロボット支援腎部分切除術における後腹膜到達法のヒントと注意点を述べる。
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