Japanese
English
技術講座 胆道造影―私はこうする
三次元CT
3 Dimensional Computed Tomography
權 雅憲
1
A-Hon Kwon
1
1関西医科大学第1外科
1First Department of Surgery,Kansai Medical University
キーワード:
らせんCT
,
レンダリング
,
血管造影法
Keyword:
らせんCT
,
レンダリング
,
血管造影法
pp.727-732
発行日 1999年9月15日
Published Date 1999/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427900107
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Hounsfield1)によるCT開発を初めとする医療分野へのコンピューターテクノロジーの導入は,従来の診断法を圧巻し,低侵襲で高精度の情報提供を可能とした.しかし従来の画像診断は,三次元構造を持つ臓器を二次元情報に変換し,医師が頭の中で三次元情報に再構築する過程がとられてきた.1989年に次世代CTとして登場した高速らせんCT (ヘリカル・スパイラルCT)により三次元画像構成が容易になり,画像診断における新分野を構築しつつある.高速らせんCTはコンピューターシステムの高速化とダウンサイジング,さらに画像圧縮技術などの高速画像処理アルゴリズムの開発により,最新の機種では0.5秒で1スライスの画像処理が可能になっている.高速らせんCTによる三次元画像再構成においては,撮影手技やレンダリング(透視変換,陰影変換)処理方法などの理解が良好な画質を得るために不可欠である。本稿では,三次元CTの撮影手技(造影法)や各種三次元画像再構成(レンダリング)方法,および臨床的応用について述べる.
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