手術手技 基本的な手術・17
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大川 順正
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1和歌山県立医科大学泌尿器科
pp.736-737
発行日 1995年9月20日
Published Date 1995/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413901586
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永久的尿路変向術は,最近の傾向として患者のQOLを重視する立場から尿禁制型の術式が選択される方向にあることは衆知のところであるが,患者の状態,原疾患の状況などから,なお,失禁型の術式が施行されることも多い。その主たる術式は回腸導管が一般に施行されているが,著者らが記載されているように,症例によっては尿管皮膚造瘻がその利点を発揮することも無視は出来ない。私どももこのような経験を数多く持っており,回腸導管症例と長期に比較検討した結果を報告しているが,この機会に平塚・有吉論文に感銘を受けつつその手術手技などを中心として私見を述べさせていただくことにする。
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