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セミナー 臨床医のための分子生物学—期待される臨床医学への応用・5
疾病のDNA診断と遺伝子治療
Molecular Biology for Physicians: Expected Applications to Clinical Medicine : DNA Diagnosis and Gene Therapy
清水 信義
1
Nobuyoshi Shimizu
1
1慶應義塾大学・分子生物学
1Department of Molecular Biology, Keio University School of Medicine
pp.651-656
発行日 1995年8月20日
Published Date 1995/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413901568
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はじめに
近年ヒトの遺伝子研究が急速に進展し多くの疾病の原因にさまざまな遺伝子変異が関与していることが明らかになってきた。それに伴って疾病をDNAレベルで診断することが可能となり,正確・迅速な解析手法が普及しつつある。さらに最近では,遺伝子の細胞内への導入による疾患の治療の試みも行われ始めている。
本稿では疾病のDNA診断と遺伝子治療に関する最近の動向について概説する。
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